「琵琶の長寿」 池本酒造有限会社
将軍も認めた名水と
今も続く酒蔵の時間

旧鯖街道沿いに蔵を構える池本酒造有限会社は、1926年(昭和元年)創業の、まちの小さな酒蔵です。酒づくりに欠かせないのは、箱館山の伏流水。幕末の1864年、この地を訪れた徳川慶喜に「御膳水」として献上された記録が残る名水で、現在も、米洗いから仕込み、瓶洗いまで、すべての工程に使われているんです。
少量だからこそできる
手間を惜しまない酒づくり

池本酒造が大切にしているのは、「たくさん」よりも「ていねいさ」。発酵に時間をかける「低温超長期もろみ」で、ふくよかな旨みとキレを引き出します。さらに、大吟醸から普通酒まで、すべて手しぼり。代表銘柄「琵琶の長寿」は、やさしい甘みと酸のバランスが心地よく、飲み進めても最後まで軽やかです。また、純米吟醸「蔵人」は、白ワインのような酸味が印象的。鮒ずしやチーズなど、個性のある料理とも相性抜群です。
発酵が“生きている”ことを
実感できる一杯

純米吟醸「蔵人」には、生の活性にごり酒も。瓶の中で酵母がずっと微発酵を続け、自然に生まれた炭酸ガスがきめ細かな泡となって広がる、軽やかな口当たりです。開栓時はガスを落ち着かせるため、ゆっくりキャップを緩める必要があるほど。発酵の進み方を急がせず、最後まできちんと見守ることで、飲み終わりまで続くしゅわっとした軽やかさを楽しめます。発酵が「生きている」ことが伝わってくる一杯です。
発酵のまちが育てた
今津のおいしい一杯

こうした酒づくりは外部からの評価も高く、全国新酒鑑評会では、たびたび金賞を受賞。発酵学の第一人者・小泉武夫氏の指導を受けたことでも知られています。その背景にあるのが、酒をはじめ、醤油や酢、味噌、鮒ずしなど、発酵食品が豊かな高島の風土。そのなかで池本酒造も、発酵と向き合い続けてきました。ひと口目から「おいしい」と感じさせてくれる池本酒造の日本酒は、はじめての人にも、きっと楽しんでもらえるはず。
- 店名
- 「琵琶の長寿」 池本酒造有限会社
- 住所
〒520-1621
滋賀県高島市今津町今津221
- 電話
- 0740-22-2112
- 営業時間
平日:9:00~19:00、日祝:11:00~18:30
定休日 不定休(元日1月1日~4日は休業)