【イベント報告】高島の自然と発酵文化を味わう「高島の発酵講座」が開催されました!
2026.03.18
3月16日、安曇川公民館にて健康推進課主催で市民を対象にした「高島の発酵講座」(郷土料理教室)が開催されました。講師には、発酵・料理家の他谷昌子さんをお迎えし、31名の皆様にご参加いただきました。高島市の豊かな自然が育んだ「発酵食」をテーマに、美味しくて、ためになる学びが盛りだくさんの講座となりました。
高島の気候と風土が育む豊かな発酵文化
高島市の冬の厳しい寒さや冷たい風は、雑菌の繁殖を抑え、穏やかな発酵を促すため、発酵食品作りに最適な環境です。市内には、福井から京都へ続く「鯖街道」の海の食文化(鯖のへしこ等)と、琵琶湖沿岸の川魚の食文化(鮒ずし等)が交差する、全国的にも珍しい発酵文化が根付いています。また、標高が高く涼しい畑地区で作られる幻の漬物「畑漬け」など、高島ならではの自然の豊かさが生み出す食文化や発酵食品の魅力についてもお話しいただきました。

タンパク質の吸収率を高める
発酵食品は、微生物の力で食材のタンパク質が細かく分解されています。そのため、体への消化吸収が非常にスムーズになり、胃腸に負担をかけず健康な体づくりに役立ちます。
お味噌などは、年数が経つほどタンパク質の分解が進み、熟成し色が濃くなるとともに、より体に吸収されやすい状態になります。
作る人・環境のちがいで、それぞれの「我が家の味」に
漬物などを混ぜる際、作る人や場所が持つ常在菌が加わることで、出来栄えや風味が変わります。これがそれぞれの「家庭の味」に繋がります。
発酵食品は最高のおもてなし
出来上がるまでに何ヶ月、時には何年もかかる手作りの発酵食品は、時間と手間がたっぷりかかっているからこそ、おもてなしの席でお出しすると大変喜ばれるそうです。


みんなで楽しく調理&試食タイム
実習では、参加者全員で、大根の浅漬けと鮒ずしの飯(いい)を使ったドレッシングを作り、試食タイムには、これに加え、高島産味噌のお味噌汁、畑漬け、たくあん、他谷さんお手製の鯖のへしこ、サラダというメニューが並びました。
参加者の皆様は、美味しい郷土料理に舌鼓を打ちながら、他谷さんも交えて各テーブルで発酵談義に花を咲かせていました。 手間暇かけて作られた発酵食品は、日々の食卓を豊かにし、私たちの体を健やかに保ってくれています。
今回の教室が、参加者にとって高島ならではの自然の恵みと先人の知恵を再認識するきっかけになったことと思います。

