有限会社グリーン藤栄
都会を知る農家が
田んぼに戻って考えたこと

1975年創業の有限会社グリーン藤栄は、高島の水と土に向き合いながら、無農薬・有機栽培を続けてきた農家です。約10年前、東京で服飾アパレルの仕事に携わっていた現社長・梅村さんが高島に戻り、家業を継ぎました。都会で学んだのは、商売の本質は場所が変わっても変わらないということ。そして、「どう伝えるか」の重要性でした。魚道を設け、生き物と共存する農法ができる高島の環境。その背景ごと、きちんと形にして届けたいという想いが、2024年3月にオープンした「百姓菓子処 藤栄+Café」へとつながっています。
有機米と水が生む
心まで満たす体験

百姓菓子処 藤栄+Caféでは、おはぎや大福、おにぎりや甘酒など素材の味を生かした品がずらり。どれも味わってみたくなる品ばかりで、「もうひとつ」とついつい手がのびてしまいそう。腹持ちも良く、午後のひと息はもちろん、びわ湖一周を楽しむ〈ビワイチ〉の途中で、サイクリストが休憩に立ち寄るのも納得。さらに、有機米と水をセットにした販売もあり、自宅はもちろん、おでかけ先でも、高島のおいしいごはんを楽しめるんです。
水と生き物と共に育む
自然との共生

グリーン藤栄では、農薬や化学肥料を控え、田んぼや畑に多くの生きものが集まる環境づくりも続けています。魚道を設けてフナやナマズが産卵できるようにするなど、自然の循環を壊さない農法は、この土地に向き合ってきたからこそ。冬になると、シベリアから渡ってきた白鳥が農場近くで羽を休め、昼間は田んぼで過ごす姿も見られます。作物だけでなく、生きものや風景も含めて、次の世代に残していきたいと考えています。
発酵文化を
田んぼから世界の食卓へ

こうした農の土台があるからこそ、地元の醸造所や加工業者と連携し、有機原材料を生かしたものづくりが成り立っています。近年は〈ビワイチ〉をきっかけに、海外から訪れるサイクリストの姿も増え、梅村さんは有機米や加工品の輸出にも目を向けています。ヨーロッパやアメリカへ、高島の農と水の価値を「どう伝えるか」。農産物を通じて高島を知ってもらうパイプ役として、グリーン藤栄の今後の挑戦が楽しみです。
- 店名
- 有限会社グリーン藤栄
- 住所
〒520-1234
滋賀県高島市安曇川四津川614
百姓菓子処藤栄+Café:滋賀県高島市安曇川町四津川696-2
- 電話
- 0740-34-1001
- 営業時間
百姓菓子処藤栄+Café:11:00〜17:00(ラストオーダー16:30)